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お茶について

 タヒボ茶はタベブイア・アベラネダエの内部樹皮を煎じたもので、一般に飲まれている「チャ」の木の葉を使ったものとは違います。ここでは一般的に広く飲まれているお茶について簡単に解説します。

「チャ」の木

チャの花チャはツバキ科の常緑低木。温帯から熱帯にかけて生育している。 夏、葉のわきからつぼみを出し、十月から十二月に白色の花が咲く。花弁は五枚で丸い。果実は落花後、越冬してふくらみ、翌年の秋に成熟する。十一月頃果皮が裂け、暗褐色の種子が三個地上にこばれ落ちる。萌芽力が強く生け垣に仕立てられる事が多い。照葉樹林文化の栽培植物の一つ。

産地

原産地

チャの原産地に関しては、陸羽によって八世紀半ばに書かれた著書『茶経』の冒頭に「茶は南方の嘉木なり。一〜二尺から数十尺(10メートル以上)になる。巴山峡川(現在の四川省東部及び湖北省西部)には、二人で抱えるほどの大木がある」と記されている。 雲南省は野生の大チャ樹で有名で、様々なチャの木が野生している。この地方にはいまも焼き畑農耕を営む少数民族が住み、人間が入ったことのない森林が存在している。現在でも新たに大チャ樹が発見されることがある。 周辺には10メートルを超す大チャ樹が群れをなしているという。これらの大チャ樹のうち栽培型とされるものはアッサム種であるが、野生種の多くはチャの近縁種である大理チャとみられている。 このような年数を経たチャ樹群落の地域から、雲南省を中心とした中国西南地域がチャの原産地として考えられている。さらに、熱帯、亜熱帯植物の宝庫として知られる中国西南地域の雲貴高原(雲南省から貴州省にかけての高地)には、チャ及びチャの近縁種も多く自生し、大葉、高木のアッサム種から中、小型の葉を持つ中国種系まで多様なチャ樹種が分布している。一般に、「種の発祥の中心地には多様な変異が見られ、周縁に行くに従って変異は少なくなる」と考えられており、 この観点からも、中国西南部雲貴高原がチャの発祥の地とするのが最近の統一的な考えである。かつて、チャのルーツには二元説があった。1823年、イギリス人ロバート・ブルースがインド・アッサムの山中で野生の大チャ樹を発見した。大木で葉が大きく、中国のチャの木と著しく異なっていたため、インド北部と中国西南部の二元説が唱えられた。しかし、これはその後、中国国内にも太葉種が存在することが知られ、現在では中国一元説に落ちついている。

現在の生産地

現在、チャの主産地はおおむね東アジアて、日本、中国、台湾、インド、スリランカ、インドネシアなどである。日本や中国大陸の温帯では緑茶の生産が主だが、亜熱帯の台湾や中国の福建省では烏龍(ウーロン)、包種(パオチュン)茶などをつくり、インドやスリランカなどの熱帯地方では、紅茶の生産が主である。 チャの栽培には、川に面した山間地などで湿気が多く、水蒸気が山に当たって霧となるようなところが適している。本州の安倍川、川根の大井川などのように、銘茶の産地として知られる地方は、おおむね川の流域にある。川から上がる水蒸気が太陽光線を遮り、チャの葉がやわらかく育ち、品質がよくなるためである。玉露や抹茶などの高級品では、畑に日覆いをして日照をやわらげる。熱帯でも多くの畑にアカシア、ネムノキなどのマメ科植物を植えて、適当な日陰をつくっている。チャは日本の暖帯に適して、広く栽培されている。

種類

栽培上重要な種類は、チャ、トウチャ、アッサムチャ。 トウチャは、染色体数は45で三倍体、チャやアッサムチャは二倍体で30である。葉は苦くて緑茶には不向ざだが収量が多く、紅茶になる。 チャは、日本、中国、台湾などの栽培種である。タンニンの含有量が少なく主として緑茶用。葉が小さく濃緑色で、他の品種に比べると耐寒性が強い。 アッサムチャは、チャにきわめて近いもので変種である。分布は熱帯地方でアッサム、ビルマ、タイ、ペトナム、中国の雲南、貴州、広西、広東省と海南島に及ぶ。高木性で、インド、スリランカ、インドネシアなどの栽培種では熱帯の気象変化や直射日光のため、葉にタンニンが多く含んでいて紅茶に適している。葉が大きくやわらかで、耐寒性がきわめて弱い。日本にもしばしば輸入されたが、冬季枯死して根づかず、わずかに鹿児島県の枕崎市に存在しているだけである。

日本で生産されている種類

日本の栽培種は、日本固有の野生チャ(ヤマチャ)中国から輸入したもの、チャとアッサムチャの雑種などが混合したものである。このなかから選抜や人工交配によって、優良品種が生育されている。製茶を大別すると不発酵、半発酵、発酵の三種に分けられる。発酵をさせないものは緑茶で、製造の第一工程で、加熱して茶葉の酸化酵素の作用を止める。発酵させるものは紅茶で、製造の最終段階まで加熱することなく、酵素作用を利用してつくる。この中間製法をとるのが半発酵で、ウーロン茶や包種茶がこれである。日本や中国で飲用されているのは主に緑茶である。その中でも高級品として有名な玉露や碾(てん)茶がある。碾茶は、蒸した葉をもまないで乾燥したもので、それを粉末にしたのが抹茶(まっちゃ)である。紅茶は葉をしおらせてもみ、発酵させてから乾燥するので、特有の香りがある。タンニンの多い品種が適している。 ウーロン茶は中国福建省や台湾で生産される。緑茶と紅茶の中間型、発酵の程度が紅茶より低い。包種は、香りづけのため、茶葉以外のものを配合する中国茶である。 日本で緑茶を生産しないのは青森、山形の両県と北海道だけで、その他の地方は、多少とも生産している。 日本では静岡が最大の主産地で、輸出港が横浜から清水に移ってから、急速に発展した。一面を覆う4000ヘクタールの大茶園で有名な牧之原台地は、失業した幕臣や、橋が建設され仕事を失った大井川の川越え人足が、入植開墾したものである。 タヒボ茶にもこれらのように数多くの原料となるタベブイア属樹木が存在し品質にも高低があります。

茶はカフェイン飲料

世界の茶消費のうち三分の二は紅茶、三分の一が緑茶である。現代ではカフェイン飲料として世界でもっとも重要なものである。タヒボ茶はノンカフェインなのでこの点は一つの大きな違い。カフェインは市販のものには通常2%から最高4%近く含まれる。 カフェインはコーヒー豆から初めて発見され、後に茶葉中にも存在することが明らかとなった。 中国から日本に伝わって間もない頃は、それらは僧侶によって飲まれていたといわれている。 カフェインの生理作用として中枢神経興奮、強心作用、利尿作用などは一般的に知られているが、僧侶は修行の妨げとなる眠気をとるために利用していたと考えられる。 含まれる成分はタンニン、カフェイン、テアニン、葉緑素、ビタミン、カロチン、フッ素などで、葉を発酵させたり、釜で妙ったりすると、タンニン類のカテキンが多くなり、蒸す場合では、ビタミンの分解が防げ、発酵したものよりビタミンの含有量が多くなる。

喫茶の歴史

喫茶の起源は中国で、はじめは薬用として使われていた。 茶の普及に大きな役割を果たしたのが、陸羽で、その著書『茶経』でその効用を説いた。 平安時代に歴史上に残されているチャの木の伝来の記録は805年、天台宗を伝えた伝教大師最澄がチャの木を伝え、滋賀県の坂本に植えたのが、栽培のはじまりとされている。 それらが飲まれた古い記録は、いくつかの文書に残っている。「季御読経」の中には「聖武天皇が百僧を宮中に召して茶を賜る」くだりが出てくる。「日本後紀」には815年「嵯峨天皇が近江国滋賀韓崎に行幸の折、僧永中が茶を煎じ奉る」とある。 一般に飲用として広まり出したのは鎌倉時代になってからで、禅師は建久2年(1191)中国からチャ種子を日本に持ち帰り、筑前の背振山などに茶園を開いた。禅師は禅宋を広めるとともにチャ種子を伝え、承久五年(1211)には『喫茶養生記』を書き、三代将軍源実朝に献上している。


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