より強い筋力が健康な体を支えます

 以前、中高年の人が健康維持を目指すためにトレーニングを行う場合、ウォーキングなど心肺機能を高める有酸素運動が重要で、筋力を高めるために行う無酸素運動はそれほど重要視されませんでした。しかし近年、中高年の人にも筋力トレーニングを行うことが健康を維持するために重要であるということがことがいわれます。
中高年の方にも気軽に行える筋力トレーニングを取り上げます。そしてトレーニング後に美味しくタヒボ茶をお召し上がりいただくためのアイデアを出させて頂きました。

インターバル速歩

 ある長期にわたる調査で、1日1万歩のウォーキングを行うプログラムを実施したところ、毎日ウォーキングを1年間行うプログラムを実施したところ、毎日ウォーキングをした人は、しない人に比べて体重、体脂肪率など、メタボリックシンドロームの指標となる数値に関しては良い結果を出しました。 しかし、体を支えるためには重要な「筋力の増加」という面ではあまり良い結果が出ませんでした。
近年、筋力不足が原因で、思わぬ転倒をして寝たきりになってしまったりする事故が起きています。介護予防のためには筋力の維持・向上は欠かせません。
太腿の筋力が強い人の方が歩行のスピードが速く、持久力が高く、転倒しにくいという調査結果もあります。太腿の筋力アップが、転倒による怪我を防ぐために重要です。
歩行中に「速いスピード」と「普通のスピード」を交互に繰り返すトレーニングで、「速いスピード」で歩く時に下半身でなく、腹筋や背筋といった上半身の筋肉も鍛えられるので体力を上げるために役立ちます。
最初は「3分間早いスピードで歩いたら、3分間普通のスピードに戻す」ぐらいの無理のない強さで行うことがおすすめです。

自宅でも気軽に行える筋力トレーニング

 自宅でも、自分の体重を利用したトレーニングなら気軽に始められます。
例えばスクワット
足を肩幅と同じ広さに開いて立ち、背筋を伸ばし、両腕を前に伸ばす。
まっすぐ前を見たまま、椅子に座るようにゆっくりと膝が直角になるまで腰を落とし、1秒間姿勢を保持する。
3秒ぐらいかけて、ゆっくり元の姿勢に戻す。
ヒップエクステンション
背筋を伸ばし腰の位置を固定したままお尻の下の方に力を入れる。
ゆっくりと足を後ろへ上げ、1秒間姿勢を保持する。
この際、上半身が前のめりにならないようにする。腰を反らさない。椅子に体重をかけない。
ゆっくりと足を元の位置に戻す。

日常生活でも太腿の筋力を向上させられます

日常生活でも、意識的に階段や坂道を上ったり下ったりするだけでも太腿の筋力を向上させることが期待出来ます。
駅やショッピングセンターなどで意識的にエスカレーターやエレベーターを避け、階段を利用することをおすすめします。

トレーニングの後はジンジャータヒボ茶

 ショウガは東南アジア原産の多年草で日本には3世紀頃までに中国を経由して入ってきました。ショウガには独特の辛さがありますが、ジンゲロン、ショウガオールといった成分がそれらのもとです。このショウガを利用して冬の美味しいタヒボ茶を作れます。
昔からショウガは様々な使い方をされます。食べ物に辛みを与えるスパイスとしての利用法は最も代表的なものですが、飲料としても幅広く利用されます。
紅茶に入れればジンジャーティー、おろしたショウガを砂糖と混ぜてお湯で溶けばショウガ湯になります。それらを飲んだ後は、体がポカポカ暖まりますので寒い冬の時期には最適です。夏でも「冷房や冷たい食べ物などで体が冷えた」と感じた時にはお勧めの食材です。
そこで、タヒボ茶でも一度お試しください。作り方はお好み量のおろしショウガに砂糖を混ぜ、温かいタヒボ茶で溶くだけです。寒い日には暖かくして、暑い日には冷たくしても美味しくお飲みいただけます。

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